未来への光！東山天空のライトアップと題して美しく彩る光を東山一帯の夜空に向け建仁寺など他計5ヶ所より照射

美しく彩る5色の光を東山一帯の夜空へ照射する『未来への光！東山天空のライトアップ』が東山「観光・交通・環境」協力会議の創設10周年を迎えるにあたり記念事業の一環として実施（今月23日迄）されています。時間内（19時～21時30分）に全ての場所で未来への光を見るために、先ずは祇園にある建仁寺（京都最古の禅寺）にやってきました。

照射10分前にも関わらず法堂の東側に設置されているライトの周辺には人の姿はありません。照射5分前になり、ようやく係員の方が照射の準備に取りかかりました。すると見物人の姿がちらほらと・・・。

19時ピッタリに建仁寺から紫色の未来への光が東山天空に照射されました。快晴の夜空に浮かぶお月様へ向かって一直線に伸びるビームはお見事。少々時間を忘れうっとり見惚れてしまいました。

建仁寺から10分ほど足早に歩き東大路通り沿いにある京都市東山区役所へとやってきました。光を確認することができなかったため東山区役所の中へと入ってみました。

優しそうなお顔の警備員の方が親切に照射の場所を教えてくれました。東山区役所では屋上からの照射とのこと。屋上は開放されていませんでしたので外に出てみると建物の脇から薄めの黄色い光を確認！

東山区役所の次は平清盛でおなじみの西国第17番の札所でもある六波羅蜜寺（空也の寺）へ。夜の特別拝観がおこなわれていましたので境内は参拝客で賑わいをみせていました。本堂横から赤色の光が南に傾いて伸びています。しかし、残念なことに境内を照らす白い光と本堂の朱色がどうしても目に入ってしまいますので未来への赤色の光が若干見え辛かったです。

松原通りの坂を上り4ヶ所目の清水寺へ向かう途中、産寧坂（三年坂）の本家西尾八ッ橋で水分補給。無料で提供されている冷たい京番茶を2杯も頂きました。ほんと、ありがたいサービスです！

本家西尾八ッ橋を出て2分ほど歩くと清水寺に到着。こちらの夜間特別拝観は外国人観光客に大人気！英語や中国語の他、色々な国の言葉が飛び交っていました。清水寺のスゴさを再認識させられました。力強い青色のビームを見ていると映画スターウォーズの世界が頭に浮かびます。まさに、未来への光！東山天空のライトアップ。過去から希望に満ちた未来へ続く光！

清水寺の次は最終目的地である高台寺を目指します。産寧坂を経て二寧坂へと差しかかると人影がまばらになってきました。時刻は20時59分。ほとんどのお店が閉まっています。そのお陰で、静かなザ・京都な雰囲気を肌で感じることができました。

東山天空のライトアップめぐりのゴール地点に設定していた高台寺に到着しました。名物の門前マルシェの後片付けが着々と・・・。ビールを飲む人やかき氷を食べる人、皆さん幸せそうな顔をされていました。京都府内の人気飲食店の味を一度に堪能できる高台寺門前マルシェは不定期での開催となっています。気になる方は高台寺の公式ホームページなどで確認してみてください。京都のおいしいを一度に堪能できる稀少なイベントですので、大満足間違いなしです。

高台寺門前マルシェの会場となっている駐車場の北側からは緑色の未来への光を確認することができました。あと15分ほどで東山天空のライトアップの5つの未来への光が全て消灯します。何とか終了時間までに全ての場所で美しい光を見ることができました。本当に感動的かつ印象に残る素晴らしいイベントでした。

東山天空のライトアップの消灯前に高台寺の駐車場から見事な夜景（京都駅方面）を・・・。目を凝らして良く見ると5つの未来への光が交差しているのが分かります。バックには丸いお月様に京都タワー、古都の夜の景色に釘付け。感無量です！

未来への光！東山天空のライトアップの実施期間は9月19日（土）～9月23日（水）までとなっています。東山の夜空に2時間30分だけしか照射されない未来への光、今年限りのイベントのようですので皆様もぜひライブでご覧になってください。